先週の金曜日、幼稚園ではクリスマス礼拝が行われました。
新しい週が始まりましたが、嬉しかったクリスマスを振り返って報告しますね。
金曜日の朝は、とても恵まれた良いお天気でした。
クリスマスおめでとう。
とうとう庭のアドベントカレンダーも、全部揃いました。
この日の朝、登園した子どもたちは皆、お家の人と一緒にアドベントカレンダーを眺めてから部屋に入っていました。
「赤ちゃんが生まれたね」と会話が弾みます。
サンタさんにこの日幼稚園でクリスマスをすることはお手紙しておきました。
すみれ組の子どもたちは、もしかして来てくれるかもしれないサンタさんのために、みんなでお茶とクッキーの用意をしました。
礼拝堂に入る前、たんぽぽさんもちゅうりっぷさんもサンタさん用のお茶を「ちゃんと美味しそうに準備できたね」とチェックしていきます。
ちゅうりっぷさんとすみれさんは、手に献金箱を持って礼拝堂に向かいました。
嬉しい日だからこそ、今悲しんでいる人のことや、困った人のことを考える。
出来ることをそれぞれお家の人と考えて、この日まで子どもたちは献金を自分なりに集めてきました。
礼拝の中で献金します。
たんぽぽさんが最後に入場します。
アドベントの間、毎日のように励んで作り上げてきたページェントの本番です。
きっとドキドキとしたでしょうに、それに負けず、いつもより薄暗く、厳かな空気の礼拝堂に、堂々と1人ずつ入っていきました。
子どもたちは緊張と喜びを持って、クリスマスの降誕劇をしました。
ページェントの歌声は毎年とても素敵ですが、今年のたんぽぽさんの歌声は特に力強く響き渡って聞こえました。
歌が大好きな子どもたち、歌声に神さまイエスさまをありがとう、という気持ちが宿っています。
世界で最初のクリスマスが、たんぽぽさんによって礼拝堂に再現されました。
続いてたんぽぽさんと大人の手元のろうそくに火が灯されて、牧師先生のお話を聞きました。
そして子どもたちが家から持ち寄った献金箱を、順番に段の上に捧げに行きました。
献金をどこにするかは、たんぽぽさんと話し合って決めました。
子どもたちの心に最初に浮かんだのは、やはりウクライナの子どもたちでした。
なんとかその気持ちが少しでも伝えわれば、とユニセフに。
そして、昨年に続いてお一人で子育てしているご家庭にお弁当を宅配して、子どもとの時間を少しでも作ってもらおうという「おうちごはん」、ご家族と暮らせない子どもたちが集う「バット博士記念ホーム」に送り先が決まりました。
クリスマス礼拝の最後を飾るのは、子どもも大人も嬉しい気持ちで歌う「ハレルヤ・アーメン」。
ちゅうりっぷさんもすみれさんも覚えて、とても気持ちよく歌いましたよ。
歌い終わると電気がついて明るくなる礼拝堂。
ホッとすると共に、礼拝堂中に笑顔が溢れます。
「みんなでメリークリスマス、と言いましょう!」
・・・すると、どこからともなく鈴の音が聞こえました。
ページェントという大役を終えたたんぽぽさん。
「見てくる!」と、子どもたちの代表として音のする方を調べに行ってくれました。
「紅茶が飲まれてる」
「クッキーがなくなってる」
状況証拠が固まって、「サンタさんが来て、もう行っちゃったんだ」と判明しました。
サンタさんが残していったカードを読み上げようとしたら、英語です。
「牧師先生、読んで!」
真剣な顔を内容を聞く子どもたち。
どうやら各お部屋にプレゼントは隠されているようです!
大変だ、と子どもたちは各クラスへ。
この時の慌てぶりは、交通整理しないと危ないのですが、その反面とても可愛いのです。
プレゼントの袋を発見したちゅうりっぷさんたちです。
どのクラスも無事にサンタさんの袋が発見され、子どもたちは満面の笑顔でプレゼントをもらいました。
たくさんの嬉しさをもらった子どもたち。
今度はあげる方の喜びを味わいました。
クリスマスの幸せを、1番身近で大好きなお家の人に心を込めて手作りしたプレゼントにして贈ったのです。
(ちゅうりっぷ)
(すみれ)
(たんぽぽ)
コツコツと作ったプレゼントを、お家の人が喜んでくれる、その笑顔がまた、子どもたちへの贈り物になりました。
自分たちで縫った手作りの靴下。
いつの間にか何やら膨らんでいました。
サンタさんのお土産が入っていたんですって。
最後まで嬉しいクリスマス礼拝の1日でした。
メリークリスマス!
保護者の皆さん、たくさんのご協力をありがとうございました。
今年のアドベントカレンダーは子どもたちと一緒に紙粘土で作りました。
クリスマスに関係する物や、降誕劇の登場人物が毎日少しずつ増えていくのを楽しみに過ごしたアドベントでした。
少しさかのぼり、クリスマスの1日前のことです。
お部屋も心も整えてクリスマスを迎えられるように大掃除をしました。
たんぽぽさんはみんなで並んで雑巾がけを始めました。
最初は端まで拭いてすぐに振り返って、お友だちとゴツンとぶつかったりしていたんです。
みんな揃うまで待った方がいいと気づいて、声を掛け合ってやっていましたよ。
さすがです。
やっているうちに楽しくなって「他に拭く所ないの?もっとやりたい!」と言って、この後長い廊下も拭いてくれていました。
いっぱい遊んだおもちゃもきれいにして気持ちのいいお部屋になりました。
保護者の方々もお掃除をしてくださいました。
ここもあそこもきれいにしてクリスマスを迎えようという気持ちで、いろいろな場所に気づいてくださいました。
ご協力ありがとうございました。
こちらは本日のお話です。
クリスマス礼拝の余韻を持ちながら迎えた新しい週始め、とてもとても寒い朝でした。
園庭には霜柱が!
できた時に音がしたのではないかと思うような立派な霜柱です。
見えますでしょうか。
土曜日の雨が溜まった三輪車の後ろ席には氷ができていました。
子どもたちを迎えるための支度をしながら、冬のお楽しみを見つけてワクワクしました。
登園した子どもたちは早速霜柱の存在に気づき踏む感触を楽しんだり、剥がして手に持ったりし始めました。
日々の遊びの中で「何かおもしろいことが起きている」「なんだろう?自分も見たい!」というアンテナがしっかり育っている子どもたち、後から登園した子どもにも次から次へと“今日のおもしろスポットはここ!”という情報が伝わり賑わいを見せていました。
冷たいことを忘れるくらい、出会った霜柱を大事そうに持つ子どもたちがたくさんいました。
大好きなお友だちや保育者に見せたいんです。「ねぇ見て!」と。
初めて霜柱を知った子どももいるでしょうね。
次第にいろいろな道具を使って工事の様相になっていきました。
霜柱集めを十分に楽しんだ子どもたち。
「明日も続きをしよう」と思って登園してくることでしょう。
この後お部屋で「しもばしら」という絵本を読んでもらい、ますます霜柱に親しみを持ったんです。
実験も工事も大好きな子どもたちが、2学期の終わりに冬ならではの楽しさを味わったら、本格的な寒さを迎える3学期を楽しみにできますね。
神さま
救い主であるイエスさまが私たちのところに来てくださったクリスマスをお祝いできたことをありがとうございます。
献金箱に献金をする時に、神さまから頂くたくさんのめぐみをお返ししてみんなに良いクリスマスがくるようにと祈ってきました。
クリスマスだからこそ
いろいろな環境にいる人、悲しみの中にいる人たちに
心を向けることができますように
イエスさまが小さな乳飲み子として
私たちのもとにくださった意味を
感じることができますように。